□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年10月09日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。パニック的な急落相場を形成していたプラチナ相場ですが、ここにきてやや落ち着きを取り戻しつつあります。ドルとの相関、金との相関、金・プラチナ価格差などに注目しつつ、現在の相場環境と今後の展開を考察します。また、商品相場が全面安の展開になる中、各商品市場で生産コスト論が活発化していますが、プラチナ市場でも違った角度から生産国の動きが活発化しています。いわゆる「プラチナ版OPEC」構想ですが、最新状況について合わせて報告します。 =================================== プラチナ価格低迷でロシアは我慢の限界? プラチナ版OPEC構想が再浮上 =================================== <金価格の支配下から抜け出すことは可能か?> NYMEXプラチナ先物相場は、7月10日の1オンス=1,523.30ドルをピークに、10月6日には一時1,186.50ドルまで値位置を切り下げ、約3ヶ月間で累計336.80ドル(22.1%)もの急落相場を形成した。この価格水準は2009年7月以来の安値である。 特に、9月は月間で124.20ドルという下げ幅を記録しているが、これは1ヶ月の下げ幅としては2012年5月以来で最大である。その2012年5月とは、ギリシャの総選挙で反緊縮財政派が勝利してギリシャのユーロ離脱が真剣に議論され、スペイン大手行バンキアが政府に支援を要請するなど、欧州の政治・経済環境が混乱の極みに達した月である。欧州地区の自動車触媒需要が消滅したかのような状況に見舞われていたことがプラチナ相場の急落を促したが、9月のプラチナ相場安はそれに匹敵するレベルだったという訳だ。… … …(記事全文5,086文字)
