□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年08月17日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ドル建てプラチナ相場は、7月中旬から続くダウントレンドを継続しています。引き続きドル高圧力の支配から抜け出せない相場環境になっており、金相場と全く同じと言っても問題がない値動きが続いています。今回は、現在のプラチナ相場環境を簡単にレビューした上で、どのようにすれば金価格との連動性を断ち切ることができるのかを検証します。また、南アフリカやジンバブエ鉱山業界の最新動向についても、注目しておきたい動きを紹介します。 =================================== 完全に一致したドル建て金とプラチナ相場、その分岐をもたらすものは? =================================== <現在のプラチナ相場環境を考える> 9月中旬のNYMEXプラチナ先物相場は、1オンス=1,350~1,375ドルのレンジまで値位置を切り下げている。南アフリカの長期ストライキの反動などから7月10日には1,523.30ドルに達していたが、7月下旬以降は急激なドル高圧力の刺激を受け、ほぼ一方的とも言えるダウントレンドを形成している。 世界のプラチナ供給の7~8割をカバーする対南アフリカ通貨ランドでは、特に急激なドル高が進行している訳ではない。9月中旬に入ってややドル高・ランド安傾向が強くなっているとは言え、漸く今年2月の水準を回復を回復したに過ぎず、南アフリカ産プラチナの輸出環境が大きく有利に傾いている訳ではない。このため、冷静に考えれば足元の「ドル高(ユーロ安)→ドル建てプラチナ価格下落」という論理が正当化できるのかは疑問視される状況にある。ただ、マーケットでは専ら対ユーロでのドル高圧力が注目されているのが現実であり、ファンダメンタルズからの正当性が疑問視されながらも、ドル(対ユーロ)相場の動向に注目せざるを得ない状況になっている。… … …(記事全文4,547文字)
