□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年08月05日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。為替市場では再び円安圧力が強くなっていますが、TOCOMの円建て天然ゴム相場はさえない値動きが続いています。円相場とゴム相場の関係、最近の天然ゴム需給に関する動きなどを解説します。 =================================== 円安局面でも上昇できないほどに衰えた、天然ゴム相場の実勢 =================================== <円安神話のインパクト薄れる> 為替市場では急激な円安(ドル高)傾向が続いているが、東京商品取引所(TOCOM)の円建て天然ゴム相場は、1kg=200円前後の安値圏での取引に終始している。当然に円安は円建て資源価格にとっては強力なポジティブ材料になるが、8月下旬以降の急激な円安を以ってしても、もはやゴム相場を押し上げることは難しくなっていることが露呈した形になっている。 9月4日時点でのオファー相場(10月渡し)は、タイ産RSS3号が1kg=180セント、インドネシア産SIR20号が161セント、マレーシア産SMR20号が160セントとなっており、理論上は1円の円安で円建てゴム相場は1.5~2.0円程度の上昇が正当化できる環境にある。8月中旬以降に概ね3円幅の円安になっていることを考慮すれば4.5~5.5円程度の上昇は当然であり、円安の勢いを考慮すればやや過剰なプレミアムを織り込む形で10円程度の上昇が実現しても決して不思議ではない相場環境にあったはずだ。しかし現実の東京ゴム相場は200円割れから大きく値崩れを起こすことは回避したものの、改めて買い進むような動きは鈍く、200円台を確立することにさえ失敗しつつある。… … …(記事全文4,378文字)
