□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年08月01日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金相場の短観です。8月下旬は米利上げ前倒し観測を背景に強力な売り圧力に晒されましたが、結果的にはボックス相場をブレイクするには至らなかったようです。なぜ金価格が下げ切れないのか、今後の相場展開はどのように考えれば良いのか、最近の金現物市場動向などについて解説します(3,599文字)。 =================================== 米利上げ前倒し観測が広がるも、ドル建て金価格が下げ切れない理由 =================================== <ファンドの買い残高は2ヶ月ぶりの低水準に> COMEX金先物相場は、8月8日の1オンス=1,324.30ドルをピークに同21日には1,273.40ドルまで、約2週間で50.90ドル(3.8%)の急落相場となった。しかし、そこから本格的なダウントレンド形成には失敗しており、足元では1,280ドル台を中心とした取引になっている。 8月の金市場では、「米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ前倒し」に対する警戒感が、強力な上値圧迫要因になった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(7月29~30日開催分)、イエレンFRB議長の講演(ジャクソン・ホール)という二つの中銀関連イベントから、予想されていたよりも金融当局者の中心意見がタカ派方向に傾いているとの評価が優勢になった結果だ。… … …(記事全文4,685文字)
