□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年08月27日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ相場の短観です。7月中旬以降のプラチナ価格は、値下がり傾向が続いています。その最大の要因はドル高と言えますが、ドル相場とドル建てプラチナ相場との関係について、もう少し掘り下げて検証してみます。また、プラチナ価格の下落を受けて、中国や南アフリカでの需要・供給環境にどのような影響が生じているのかも解説します(3,948文字)。 =================================== プラチナ価格はドル高連動で急落、価格低下の余波を中国と南アでみる =================================== <ドル相場とプラチナ相場との関係> NYMEXプラチナ先物相場は、7月10日の1オンス=1,523.80ドルをピークに、足元では1,410~1,430ドル水準まで値位置を切り上げている。8月上旬は1,450ドル水準で値ごろ感に基づく買い圧力も観測されていたが、その後も継続的なドル高圧力が観測されていること、価格連動性のある金価格の急落を受けて、プラチナ相場も値位置を切り下げている。 NYMEXプラチナ先物相場とドル相場との相関関係が強くなっている。両価格の相関係数(-1~+1の間で相関度を示す)を計算してみると、10日間で+0.90、20日間で+0.89となっており、事実上は「プラチナ価格=ドル相場」と結論付けることも可能な値動きになっている。8月上旬段階では+0.4~+0.5程度の相関に留まっていたが、ドル相場のボラティリティが高まる中で、プラチナ市場においてもドル相場の動向が最大の関心事になっていることが明確に確認できる。プラチナ需給面での新規材料に乏しい中、ドルや金相場といった外部環境動向が相対的に注目され易くなっている模様だ。… … …(記事全文5,189文字)
