□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年08月21日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナの供給環境について、最新動向を解説します。スト終結を受けて、各鉱山会社は今後の経営方針の修正を迫られていますが、幾つか興味深い動きが報告されていますので、その内容と意味を解説します。現在のプラチナ市場において短期需給動向に対する関心は必ずしも高いとは言いがたい状況ですが、大きなうねりが生じている状況に変化はありません(3,722文字)。 =================================== プラチナ鉱山業界の混乱続く中、AMCU組合員が考え出した奇手 =================================== <AMCU組合員の考え出した奇手の意味> 南アフリカのプラチナ鉱山業界では、業界再編圧力が吹き荒れている。5ヶ月という過去最長のストライキは終結したものの、最大手アングロ・アメリカン・プラチナ(アムプラッツ)が断続的に高まる生産コスト(主に人件費)と労使リスクの高さに耐えられず、主要鉱区の売却方針を示しているためだ。 プラチナ業界では、アムプラッツのように収益性の高い鉱区に限定して事業を継続するのか、あるいは、割安な価格でプラチナ鉱山資産を購入できる好機とみるのか、各鉱山会社が長期戦略の明示を迫られている。これまでは、コスト削減と生産量の最大化が志向される比較的分かり易い経営環境だった。ただ、ここにきて短期間にプラチナ鉱山資産を増やして業界首位の立場を手に入れることも可能な状況になる中、アムプラッツと同じ方向に歩んでいくのか、それとも逆張りで勝負を掛けるのか、重要な経営判断を迫られる局面に突入している。… … …(記事全文4,675文字)
