□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年08月19日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。4~6月期の金需給動向に関して、WGCの報告書を手掛かりにポイントを解説します。金価格は安値圏で膠着気味の展開が続いていますが、こうした金価格環境において需給がどのように変わり、または変わっていないのかを確認します(4,035文字)。 =================================== 4~6月期の金需給を考える、金価格低迷で変わったことと変わらないこと =================================== <上期の金供給量は前年同期比+93トン> 産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は8月14日、「Gold Demand Trend」の2014年第2四半期版を公表した。最近の金市場では需給動向に対する関心は必ずしも高いとは言いがたく、相場が急落した際にどの価格水準であれば現物需要が拡大するのかが注目される程度である。ただ、金価格の中長期トレンド、特にダウントレンドのピークアウトを判断する際の需要な指標になるため、今年上期の金需給動向を中心に現状を紹介したい。 まずは4~6月期の総供給量であるが、前年同期の979.7トンから1,078.0トンまで98.3トンの増加となった。昨年4~6月期は、金価格の急落を受けて前年同期比-108.8トンもの急激な供給減少圧力に晒されたが、今年は1~3月期も同-5.6トンに留まるなど、供給量の落ち込みに歯止めが掛かり始めている。… … …(記事全文5,152文字)
