□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年08月13日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ相場のアップデートです。今回は、久しぶりにプラチナ需要サイドの動向を取り上げます。主に最大需要項目である自動車触媒需要環境の解説になりますが、今年はどのような動きを展開を見せており、それがプラチナ需給にどのような影響を及ぼすのかを解説します。また、南アフリカで発生している新しい動きの意味などについても、検証します(3,511文字)。 =================================== 下値切り上がるプラチナ相場、見落としてはならない需要拡大圧力 =================================== <下値切り上げが続く内外のプラチナ相場> NYMEXプラチナ先物相場は、1オンス=1,475ドル水準で揉み合う展開になっている。7月10日の1,523.80ドルをピークに、8月5日の1,451.10ドルまで、最大で72.70ドル(4.7%)の急落となった。南アフリカのスト終結後に買い進んできた短期ファンドの利食い売りが膨らみ、取組高の大幅な減少を伴った急落地合が形成されている。これまで高騰が続いていたパラジウム市場でも、利益確定の動きに伴う急落が確認されている。 ただ、プラチナ相場の1,450ドル水準では「下げ過ぎ」が意識され、足元では取組高の減少傾向には一応の歯止めが掛かった形になっている。依然として本格的にプラチナ相場を買い直す動きは確立していないが、1,450ドル水準であれば「値ごろ感」が浮上し易いことが確認された形になっている。パラジウム相場に至っては、7月17日の890.00ドルをピークに、8月5日には837.50ドルまで急落したが、直近の8月13日終値では881.60ドルまで切り返しており、再び年初来高値更新も視野に入れている。… … …(記事全文4,681文字)
