□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年08月13日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。USDAが8月需給報告を受けて、今後の穀物相場をどのように考えれば良いのかを解説します。需給報告でどのような数値が示され、それが穀物相場にとって何を意味するのかを中心に検証します。長くダウントレンドが続いている相場ですが、今回は生産統計の詳細には踏み込まず、大枠で中期トレンドを考えてみましょう(3,416文字)。 =================================== USDA8月需給報告を受けてのシカゴ穀物相場、ハーベスト・ロー確認か? =================================== <ハーベスト・ローの可能性を警戒> 米農務省(USDA)は8月12日、最新の需給報告(WASDE)を発表した。 USDAは5月から2014/15年度需給の公表を開始しているが、過去3ヶ月の生産統計はいずれも過去のトレンドと実際の気象環境などから推計する机上の計算であり、ある意味で必ずしも予測精度の高い数値ではない。例えばトウモロコシの場合だと、イールドは過去3ヶ月にわたって165.3Bu/エーカーとされているが、これはトレンドイールド(傾向イールド)と言われるものであり、「過去のデータにイールド向上技術等を考慮に入れて、理論的にはこの程度のイールドが想定される」という曖昧性を有したものに過ぎない。だが、8月需給報告からはUSDA職員が実際に農地に出向いて調査を行った結果が反映されており、最終的な生産高を推計する上では過去3ヶ月とは違った意味を持つ数値が公表されることになる。… … …(記事全文4,647文字)
