□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年08月08日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ相場のアップデートです。7月上旬以降のプラチナ相場は専ら「ポジション調整」で下げてきましたが、ここ最近のプラチナ需給に関する動きを紹介します。今回はアムプラッツとアクエリアス・プラチナの周辺動向を取り上げます。両社はスト終結後の対応として異なる道を選択しましたが、その意図していることは一緒です(3,545文字)。 =================================== アムプラッツとアクエリアス、プラチナ鉱山会社の選択に共通すること =================================== <アムプラッツとAMCUの微妙な関係> 鉱山労働者・建設組合(AMCU)のJoseph Mathunjwa代表は8月5日、プラチナ鉱山最大手アングロ・アメリカン・プラチナ(アムプラッツ)が事業再編計画を正式発表したことに関して、「後味が悪い(leaves a bad taste)」との声明を出した。 南アフリカでは、1月23日から6月24日まで、実に5ヶ月にわたるストライキが発生した結果、鉱山会社の経営は深刻なダメージを受けた。アムプラッツの場合だと、1~6月期の精錬プラチナ生産高は前年同期の102万1,000オンスを16%下回る85万5,800オンスに留まっている。鉱区内の在庫売却によって16%の減産に留めたことは高く評価できるが、今後は逆にパイプライン在庫の積み増しなどが要請されることになり、その影響は長期にわたって継続することになる。生産コストに関しても、1オンス当たり2万7,810ランドとなっており、前年同期の同1万6,065ランドから73%もの上昇となっている。… … …(記事全文4,585文字)
