□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年08月05日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム市況のアップデートです。ゴム相場は相変わらずの安値低迷状態が続いていますが、ここにきてタイの軍事政権が活発な動きを見せています。どのような意図で、どのような動きを見せているのか、それが天然ゴム市況にどのような影響を及ぼすのかを中心に検証します(3,066文字)。 =================================== タイ軍事政権が天然ゴム市況対策に乗り出すも、ゴム相場の低迷は続く =================================== <再び動き出したタイ軍事政権> タイの軍事政権であるタイ平和秩序維持評議会(NCPO)は7月30日、総額61億5,900万バーツ(約196億円)となる天然ゴム農家に対する支援策を発表した。年内に南部4県で総距離165kmの道路を建設するために天然ゴムを使用することに加えて、7月末までに登録した6万3,947戸の天然ゴム農家に対して、タイ農業・農協銀行経由で金融支援を行うことになる。他に、2012~2014年の間に天候障害で罹災した58万4,005戸の農家に対しても金融支援が計画されており、ここにきてタイ軍事政権が農家支援に対して積極姿勢を強めていることが確認できる。 5月22日に軍事クーデターが発生したタイでは、7月22日にNCPOが暫定憲法を公布し、現在は新たな政権の枠組みに着手している。欧米諸国から軍事政権に対する批判の声が強まる中、形の上では民政への移行が急がれている。しかし、2006年の軍事クーデターでは拙速な民政移行で政治改革が十分に機能しなかった反省もあり、今回はNCPO議長を首相の上位に位置付け、軍主導の政治改革が継続されることになる。… … …(記事全文3,989文字)
