□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年08月01日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油価格のアップデートです。7月下旬の海外原油価格は急落しましたが、その理由を読み解きたいと思います。WTI原油の100ドル割れで原油需給にネガティブ材料を探す動きが活発化していますが、ここは特に難しく考える必要のない相場環境と考えています。今、原油市場で何が本当に注目されているのかを検証してみましょう(3,517文字)。 =================================== 原油需給環境は安定していても、WTI原油が100ドル台を割り込んだ理由 =================================== <米エネルギー企業の米国回帰は成功> 米企業の4~6月期決算発表が始まったが、エネルギー企業は総じて大幅な増益を達成している。 例えば、エクソン・モービルの純利益は前年同期比+28%の87万8,000ドルに達している。Abu Dhabi(アブダビ)の石油権益が失効したことで、原油・天然ガス生産(原油換算)そのものは前年同期の日量407.4万バレルから384.0万バレルまで5.7%の大幅な落ち込みになった。しかし、エネルギー価格の高騰に伴い上流部門(採掘・生産)、下流部門(精製・販売)の双方でマージン拡大が実現する中、上流部門で25%、下流部門では80%という驚異的な収益拡大が達成されている。… … …(記事全文4,513文字)
