□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年07月30日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。昨年末に中国は米国産トウモロコシに関して、未承認の遺伝子組み換え品種の混合を理由に輸入を拒否する動きを見せました。その後、この問題は小康状態になっていましたが、ここにきて同じ遺伝子組み換え品種の輸入を巡って新たな混乱が生じています。そこで、中国の米国産トウモロコシ輸入を巡る最新動向について解説します。また、最新の生産環境やシカゴ相場動向についてもあわせて検証します(3,446文字)。 =================================== 遺伝子組み換え問題が再浮上、中国がトウモロコシ輸入を抑制したい理由 =================================== <中国で遺伝子組み換え問題が蒸し返される> 中国・国家質量監督検査検疫総局が、米国産乾燥蒸留カス(DDG:Dried Distiller Grain)の輸入に際して、7月24日以降に遺伝子組み換えトウモロコシ「MIR162」が混合されていないことの正式な証明を要求していることが明らかになった。当局からの公式な発表は行われていないが、非公式に穀物貿易業者に対して通告が行われ、証明がない場合は受け取りを拒否する方針が示されている模様だ。 この「MIR162」の混合問題は、昨年11~12月にも問題となり、中国に輸出された米国産トウモロコシの陸揚げが拒否され、日本などの周辺国に輸出先変更を迫られた経緯がある。昨年11月にCBOTトウモロコシ先物相場は一時1Bu=410.75セントまで急落していたが、その原因の一つに中国の「MIR162」拒否問題があったことは記憶に新しい。… … …(記事全文4,544文字)
