□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年07月29日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。7月下旬は金価格連動でやや調整圧力が強くなっているプラチナ相場ですが、引き続き需給面では警戒すべき動きが数多く見受けられます。昨晩は南アフリカで続いていた金属業界のストが終結しましたが、プラチナ鉱山各社や労働組合の最新動向を中心にカバーします(4,326文字)。 =================================== アムプラッツのリストラ計画は着々と進行、労組の手中にある対抗カード =================================== <NUMSAのストは4週間で終結> 南アフリカ全国金属労働者組合(NUMSA)は7月28日、今月1日から始まった金属業界のストライキを集結させたことを明らかにしている。賃上げ率を巡る労使交渉の決裂から、今回のストは最大22万人の労働者が参加し、1万2,000社の操業が影響を受けたとされているが、漸く合意点を見出すことに成功している。 NUMSAのストの影響は、金属部品の供給先で南アフリカ経済の回復を牽引していた自動車工場の操業にも大きなダメージを与えており、7~9月期国内総生産(GDP)に対するダメージの大きさが警戒される。同国業界団体Seifsaの試算だと、ストのコストは1日当たり3億ランド(約29億円)とされており、単純計算で84億ランド(812億ドル)の被害が生じた模様だ。プラチナ鉱山ストによる会社へのダメージは242億ランドと推計されており、ざっくりとした計算ではその3分の1程度の景気インパクトのあるイベントだったということになる。… … …(記事全文5,368文字)
