□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年07月22日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ生産最大手アングロ・アメリカン・プラチナが今年1~6月期の決算を発表しました。興味深いポイントが幾つか見られましたが、それと同時についに従来から予告されていたリストラ策の詳細も明らかにされました。市場コンセンサスよりも規模が大きい印象であり、漸く5ヶ月にわたるストから立ち直り始めた南アフリカのプラチナ鉱山事業にとっては大きなリスク要因になり得ます。決算内容のポイントと同時に、リストラ策の評価を行います(4,096文字)。 =================================== アムプラッツがリストラ策の詳細を発表、南アのプラチナ事業環境に激震 =================================== <アムプラッツの生産コストは5割増> プラチナ生産最大手アングロ・アメリカン・プラチナ(アムプラッツ)は7月21日、今年1~6月期決算を発表した。当該期間の純利益は1.57億南アフリカランドとなり、前年同期の13.00億ランドから87.9%の大幅減益となった。「在庫売却で(被害は)軽減された」としたものの「長期間にわたる抗議活動(=ストライキ)の影響」が報告されている。 もう少し具体的に見てみよう。1~6月期の精錬プラチナ生産高は、前年同期の102.10万オンスから85.58万オンスまで、16%の減産となっている。鉱山生産は前年同期の117.75万オンスから71.52万オンスまで39%もの減産を強いられたが、鉱山内在庫を精錬に回すことで、製品レベルでの減産圧力は比較的限定された状態にあることが再確認できる。さすがに全く影響が生じなかったという訳にはいかなかったが、本来は40%近い減産圧力を15%近くまで抑えたことが、プラチナ現物需給の逼迫感を限定したことは明らかだろう。… … …(記事全文5,219文字)
