□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年07月16日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。南アフリカの5ヶ月にわたるスト終結後も、プラチナ相場は高止まりが続いています。金価格との価格差も緩やかなペースで拡大していますが、その原因のひとつである南アフリカプラチナ鉱山業界を取り巻く最新状況を報告します。一連のストが鉱山会社の収益環境にどのような影響を及ぼし、それがプラチナ供給環境にとってどのような意味を有するのか。また、スト終結後の南アフリカの労使環境についても、プラチナに関連の深いものに絞って解説します(3,261文字)。 =================================== アムプラッツの上期利益が吹き飛ぶも、不穏な動きが続くプラチナ鉱山 =================================== <今後のプラチナ市場で注目される鉱山会社は?> プラチナ生産最大手アングロ・アメリカン・プラチナ(アムプラッツ)は7月14日、投資家に対して今年1~6月期の収益環境が著しく悪化していることに警告を発した。21日の決算発表に向けて集計を続けている所だが、1株利益は前年同期の514セントから20~80セントまで、最大で96%の減少となる可能性があらかじめ報告されている。 同社は、「主として5ヶ月にわたる抗議行動(industrial action=ストライキ)が、操業パフォーマンスに影響を及ぼした」と報告している。1月23日から6月24日まで153日間にわたるストライキによって、赤字決算に陥ることは回避されたものの、利益がほぼ吹き飛んだ状況にあることが明確に確認できる状況になっている。プラチナ鉱山会社の共同プレスによると、一連のストライキは鉱山業界全体に累計241億5,901万南アフリカランド(約2,294億円)の被害を及ぼしたと報告されているが、アムプラッツの株主にとっては強い不満を抱かざるを得ない状況に陥っているのは明らかである。… … …(記事全文4,285文字)
