□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年07月11日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。OPECの7月月報を手掛かりに、OPECが考えている2015年の世界石油需給動向を紹介します。OPECの産油政策を考える上での基礎資料になるものです。また、OPEC月報からは短期・中期の需給動向も取り上げますが、なぜ現在の原油市場がリビア情勢に極めて強い関心を払っているのか、その理由も考えてみたいと思います。少し数値の解説が多くなりますが、流れだけでも把握しておくと、今後の原油相場についての理解が深まります(3,937文字)。 =================================== OPECのみている2015年石油需給 / リビアが原油市場の主役になった理由 =================================== <OPECの見ている2015年石油需給> 石油輸出機構(OPEC)は7月10日に発表した最新の7月月報において、初めて2015年の石油需給見通しについての公表を開始した。OPECの来年に向けての産油政策を考える際の基礎資料となるものなので、そのポイントを確認しておきたい。 まずは世界経済成長率だが、14年の+3.1%に対して+3.4%までの上振れが想定されている。中国の成長率は14年の+7.4%から+7.2%まで落ち込むも、先進国(OECD加盟国)の成長率が+1.7%から+2.0%まで加速することに加え、インド、ブラジル、ロシアなど中国以外の新興国の成長が寄与することで、世界経済全体としては着実な拡大傾向が続くと見られている。… … …(記事全文5,006文字)
