□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年07月10日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。7月の金相場環境を解説します。主にFOMC議事録の読み解きになりますが、現在の金価格の値位置をどのように評価すれば良いのか、幾つかの指標を手掛かりに分析します。今回のFOMC議事録は、6月19日に金価格を前日比+41.40ドルの急伸とさせた会合についてですが、金市場の視点でどのような点に注目すれば良いのかを検証してみましょう(3,676文字)。 =================================== FOMC議事録から金市場が読み取ったメッセージを検証する =================================== <歪む他商品市況とのバランス> ドル建て金相場は、1オンス=1,305~1335ドルをコアとしたレンジで揉み合う展開が続いている。上下どちらも明確なトレンドを形成するに足る決定打が見当たらない中、6月17~18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて急伸した後の1日当りの平均値動きは、僅か3.86ドルに留まっている。円建て金相場も、ドル/円相場の値動きに僅かに反応する程度であり、1グラム=4,300円台前半水準での取引が約3週間にわたって続いている。 グローバルマーケット全体に目を向ければ、CRB商品指数は6月23日の313.27ポイントをピークに、直近の7月9日では301.19ポイントまで急落している。これは4月3日以来の安値であり、世界的な株高傾向にもかかわらずコモディティ市場は十分な投機マネーを集め切れていないことが確認できる。… … …(記事全文4,751文字)
