□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年07月03日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油価格動向についてアップデートします。イラクの地政学的リスクを背景に6月上旬に急伸した原油相場ですが、その後は調整色を強めています。イラク産原油供給が継続していることが最大要因ですが、最新のイラク情勢やリビア原油供給環境の変化、米原油輸出解禁議論などについて解説します(3,858文字)。 =================================== 原油相場は調整色を強めるも、大手金融機関からは別角度で警告の声 =================================== <イラク原油生産・輸出のトラブル報告なし> NYMEX原油先物相場は、6月13日の1バレル=107.68ドルをピークに、7月2日の取引では一時104.10ドルまで値位置を切り下げ、6月10日以来の安値を更新する展開になっている。イラク情勢の緊迫化を背景に6月上旬の原油相場は急伸地合を形成したが、その後は一段高を試すことなく調整売りが優勢になっていることが窺える。依然として100ドルの節目を大きく上回る高値圏での取引になっているが、直近高値からの下落幅は最大で3.58ドル(3.3%)に達しており、買い方ファンドの勢いが鈍化しているのは否めない情勢になっている。 ICEブレント原油先物相場に至っては、6月19日の115.71ドルをピークに、足元では110ドル台後半まで下落しており、下げ幅が5ドルを超えるか否かの瀬戸際に差し掛かっている。… … …(記事全文4,843文字)
