□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年07月02日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金相場について、短期の市況動向とは少し離れて、金担保取引の不正問題について考えてみたいと思います。この問題、発覚直後に金相場は一時的に急落しましたが、結果的には大きな影響は確認できていません。何が問題なのか、なぜ商品相場は急落しないのか、金価格にはどのような影響が想定されるのかなどを検証します。まだ分からないことも多いのが実情ですが、現時点での金市場専門家がみている世界を紹介します(3,945文字)。 =================================== 中国で金担保取引の偽装が明らかに、金市場で考えておきたいこと =================================== <金担保取引の偽装が明らかに> 中国の審計署(会計検査院に相当)は6月26日、同国の金地金加工業者が2012年以降に偽装された金取引を担保に944億元(約1兆5,500億円)の銀行融資を受けていたとする報告書をウェブサイト上に公表した。 中国では、山東省青島港に保管されている銅やアルミニウムについて、同一の金属在庫が複数の銀行融資の担保として使用されている疑惑について当局の調査が行われていた。その調査の過程で、金地金加工業者に対しても抜き打ち調査が実施された所、25社が銀行から不正に融資を引き出し、その融資を元手に内外金利差や人民元の上昇を狙った投資・投機取引を行い、総額9億元(約147億円)を超える利益を不正に得ていたことが判明したというのが今回の発表内容である。… … …(記事全文4,850文字)
