□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年06月17日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。シカゴ穀物相場のアップデートです。相変わらずの天候相場ですが、最近の生育・作柄環境、今後の相場ポイント、現物市場の動向、投機資金の動きなどについて解説します。いよいよ天候相場のクライマックスとなる受粉期が近づいています(4,199文字)。 =================================== 今年の豊作見通しに変化なし、適温適雨でファンドの穀物市場撤退が続く =================================== <小麦市場のファンドは売り越しに転じた> シカゴ穀物相場は、相変わらず上値の重い展開が続いている。CBOTトウモロコシ先物相場(7月限)は、5月上旬の500~525セント水準に対して、6月中旬には440~450セント水準まで値位置を切り下げ、1月30日以来の安値を更新している。小麦先物相場(7月限)も、5月上旬の725~750セント水準に対して、6月中旬には600セントの節目を完全に割り込んでおり、2月10日以来の安値を更新している。 トウモロコシ、小麦ともに、2~4月にかけては、1)良好な需要環境、2)産地の低温・多雨、3)ウクライナ産穀物供給の先行き不透明感などを背景に強力な上昇トレンドを形成していた。しかし、新穀(2014/15年度)の豊作見通しが強まる中、高値を維持する必要性が乏しくなっていることで、逆V字型に下落トレンドへの転換を見せている。… … …(記事全文5,303文字)
