□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年06月16日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ウクライナ情勢が舞台から姿を消し始める中、今度はイラクという昔の主人公が突然に舞台の真ん中に出てきました。地政学的リスクが金価格に及ぼす影響はウクライナ情勢と同じですが、6月入りしてからイラク情勢が金価格にどのような影響を及ぼし、今後はどのように考えれば良いのか、具体的な数値基準を掲げながら解説します。また、今週はFOMCも開催されますので、その見所についても簡単にコメントしています(3,449文字)。 =================================== イラクの地政学的リスクが金価格に及ぼした影響をロジカルに考える =================================== <イラクの地政学的リスクに反応> 今年は地政学的リスクの当たり年なのだろうか。約2ヶ月にわたる1オンス=1,300ドル水準での保ち合い相場を経て、6月3日には一時1,240.20ドルまで値位置を切り下げていたCOMEX金先物相場であるが、同13日終値では1,274.10ドルまで切り返す展開になっている。ようやくウクライナ情勢が国際ニュースのヘッドラインから外れ始めていたが、このタイミングでイラク情勢の緊迫化が伝わったことで、改めて金市場に対して投機マネーの流入が促されている。 50日移動平均線(1,286.20ドル)、100日移動平均線(1,296.80ドル)、200日移動平均線(1,292.20ドル)などは依然として大きく下回った状態が続いており、トレンドとしてはまだ強いとは言い難い。しかし、イラク情勢が金融・コモディティ市場に影響を及ぼしている間は、金価格のみが戻り売り優勢の展開になるとは考えづらく、目先はイラク情勢を基点とした買い圧力を警戒する必要性がある。… … …(記事全文4,586文字)
