□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年05月30日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。5月の天然ゴム相場は極めて狭いレンジ内で揉み合う展開になりましたが、月末にかけて改めて期先200円の節目割れを試す展開になっています。今月は主産地タイでクーデター、政府在庫の売却問題なども浮上していますが、これらの動きをどのように評価すればよいのか、検証してみます(3,892文字)。 =================================== タイのクーデター発生の影響は限定的、市場の関心は再び需給バランスへ =================================== <再び200円の支持線打破が試される> 東京ゴム先物相場は、1kg=200円の節目割れを試す展開になっている。5月は総じて200~210円の上下僅か10円のボックス内での小動きに終始したが、月末にかけて出来高・取組高を伴った下げ圧力が観測されており、本日(5月30日)は期先も含めた全限月が200円の大台を割り込んでいる。 特に需給面に何か目新しいネガティブ材料が浮上している訳ではないが、月間で28.60円下げた4月と同様に、国際天然ゴム需給の緩和状態・見通しが上値を強力に圧迫する展開になっている。4月下旬以降は「200円割れ→自立反発」という波動を1週間前後の単位で繰り返す不安定な値動きになり、手掛かり難に加えて値動きの鈍さから、東京ゴム先物市場では1日の出来高が5,000枚を切る場面が見られるなど、完全な見送りムードに包まれていた。しかし、今週は1万枚を超える出来高を安定的に確保できる状況になっており、200円の節目を完全に下抜くことができるか否かの分岐点に差し掛かっている。… … …(記事全文4,838文字)
