□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年05月29日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。米国の穀物生産は、早くも作付けシーズンの終盤に差し掛かっています。産地気象環境に一喜一憂する天候相場が続いていますが、最新の生産環境を中心に報告します。現在の米農業環境がマーケットでどのように評価されているのか、大局的に考えて見ます。一夜にして相場環境が180度転換する可能性もある難しい時期ですが、何がポイントなのかを把握しておけば慌てることはないでしょう(3,782文字)。 =================================== 豊作見通しの織り込みが続くトウモロコシ、作付けトラブルの回避成功へ =================================== <作付けの遅れは問題ではないとも言われるが・・・> 5月のシカゴ穀物相場は、トウモロコシと小麦を中心に強力な売り圧力に晒されることになった。米国において5月はトウモロコシの作付けシーズンのピークを意味し、この時期にどの程度のペースで作付け作業を終了させることができるのかは極めて大きな意味を持つことになる。 近年は作付け時期とイールド(単収)の相関度が薄れる傾向にあり、昨年などは5月前半は主要生産地で殆ど作付けが出来ない状況になったにも関わらず、年度が終わってみれば過去3番目の高イールドが実現している。米国産穀物は日々進化を遂げており、2012/13年度に発生した「半世紀ぶりの旱魃」といった想定外の天候障害さえ回避できれば、ある程度のイールドは期待できる状況にある。… … …(記事全文4,851文字)
