□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年02月18日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム相場は安値圏で不安定な値動きが続いていますが、生産国サイドで幾つかの目新しい動きが報告されています。生産国が最近のゴム相場急落をどのように評価し、それに対して何を行っているのか、今後のゴム相場見通しなどについて解説します(3,219文字)。 =================================== 生産コストラインに到達しても、天然ゴムの価格決定権は需要家サイドに =================================== <昨年安値水準での取引が続く> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、2月6日の1kg=210.00円をボトムに、足元では235円水準まで切り返す展開になっている。ドル/円がボトムを打った2月4日からは2営業日遅れたが、円高圧力が当面のピークを確認したことで、ゴム市場でも売り方ファンドのショートカバー(買い戻し)が促されている。それと前後して新興国市場・経済を巡る混乱状況が一服した影響もあるが、「どこまで円高(円安修整)が進むのか分からない」という不安心理が収束に向かっていることが、天然ゴム相場に対する下押し圧力を一服させた最大の要因だろう。 ただ、それでも昨年225.00円(6月25日)とほぼ同値水準での取引が続いており、2010年以降は4年連続で維持してきた200円の節目を防衛できるか、今年は2月という極めて早い段階で黄信号が灯った状態には変化がみられない。更なる円高や中国理財商品の償還問題蒸し返しといったワントピックがあれば、2000年代中盤以降のコアレンジである200~300円を維持できなくなる可能性があり、天然ゴムの相場環境は依然として厳しい状況にある。… … …(記事全文4,249文字)
