□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年02月06日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。南アフリカのプラチナ鉱山業界におけるストライキについて情報が錯綜していますが、最新状況をポイントを絞って解説します。最近の注目すべき動きや今後の焦点、アムプラッツ決算の注目点、短期プラチナ動向などについて、検証してみましょう(3,568文字)。 =================================== 時間の経過がリスクを高める ~南アのプラチナ鉱山ストの考え方~ =================================== <スト発生から2週間経過> 世界最大のプラチナ生産国である南アフリカでは、賃上げなど待遇改善を巡る労使協議の不調からストライキが発生したが、未だ問題解決には至っておらず、混乱状況が継続している。1月23日のスト発生からちょうど2週間が経過しているが、政府の積極的な仲介にもかかわらず、両者がともに納得できる結論を見出せていない。鉱山会社からは一定の譲歩姿勢引き出せているが、未だAMCUの要求する待遇改善レベルとの差は大きく、「出口」が見通せない状況が続いている。 AMCUの要求はスト決行前から一貫しており、最低基本給を月額1万2,500南アフリカランド(約11.4万円)とするものだ。日本の賃金基準からは必ずしも無理な要求には見えないが、これは従来の月給倍増を要求しているのと同義であり、鉱山会社は当然のように要求を却下している。AMCU支配下の労働者は7~8万人であり、1万円の賃上げだけでも鉱山業界全体の人件費は7~8億円相当増加することを確認しておきたい。… … …(記事全文4,576文字)
