□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年02月04日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ドル建て金価格はボラタイルながらもトレンドが形成できない、不安定な値動きが続いています。本来は上昇し易い相場環境のはずですが、金市場関係者が何を見ているのかを解説します。前週のFOMCのインパクトを、少し違った角度から考えてみます。また、Newmontの決算を手掛かりに、主に供給サイドの金需給のポイントも検証します(3,909文字)。 =================================== EMの危機継続も輝きを取り戻せない金相場 / Newmontの決算を考える =================================== <底固い+伸び悩む> COMEX金先物相場は、1オンス=1,250ドルの節目を挟んで明確な方向性を打ち出せない展開が続いている。新興国市場発のリスク回避の流れが「安全資産」としての金価格を強力にサポートするも、改めて金相場を買い進むような動きは鈍く、伸び悩んでいる。1月27日には、昨年11月18日以来の高値となる1,279.80ドルを付けるも、そこから更に1,300ドルの節目を試すような動きまではみられず、決め手を欠いている。 このため、国内の円建て金価格は円高圧力の直撃を受ける形になり、2月入りしてからは年初来安値を更新している。1月は1グラム=4,100~4,200円をコアとしたレンジで揉み合っていたが、2月3日安値は4,076円に達しており、足元の新興国市場発のリスク回避の動きは、円建て金価格に対してはネガティブに機能していることが確認できる。もっとも、下落したと言っても昨年10月から続く4,000~4,200円の上下200円のボックス内での下げであり、新たなトレンド形成までは確認できない中途半端な値動きが続いている。… … …(記事全文5,061文字)
