□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年01月29日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金融市場は新興国通貨発で乱高下を繰り返す不安定な値動きになっていますが、こうした中で原油相場が総じて堅調地合を維持している理由を検証します。石油市場からみた新興国通貨安の考え方、前週に発表されたIEA月報で注目すべき点、オバマ米大統領の一般教書演説で石油について何か語られたのか、を解説します(4,114文字)。 =================================== 新興国発のリスクオフでも原油相場が下げ渋った理由 / 一般教書演説と石油 =================================== <株価急落でも反発した原油相場のロジック> NYMEX原油先物相場は、昨年末の1バレル=98.42ドルをピークに1月9日には91.24ドルまで急落するも、その後は95~98ドル水準まで切り返す展開になっている。新興国経済・市場の先行き不透明感から世界の主要株価指数は軒並み急落地合になっているが、原油相場はこうした動きに先行して急落していたこともあり、比較的落ち着いた相場展開になっている。 CRB商品指数をみても、1月9日の272.04ポイントをボトムに今週は280~283ポイント水準まで「反発」しており、早くも昨年末の価格水準を回復しつつある。絶対的な値位置としては、昨年安値に近いレベルという厳しい相場環境に変わりはない。しかし、少なくとも足元で発生しているリスク回避の動き程度であれば、コモディティ市況は株式市況に付き合って急落する必要がないと判断している向きが多いことが窺える状況にある。… … …(記事全文5,126文字)
