□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2014年01月08日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。2014年の原油価格は急落スタートとなりましたが、原油市場で何が起きているのか、どのような点が注目されているのか、今後の展望などを解説します。国際原油需要構造の基礎に立ち返って、原油価格急落が意味する所を読み解いてみましょう。また、各種投資銀行の年間見通し、米国のエネルギー政策における大きな動きなども合わせて紹介します(3,749文字)。 =================================== 2014年の国際原油市場では、初めて新興国の石油需要が先進国を上回る =================================== <原油価格はアジア株の急落に連動> NYMEX原油先物相場は、昨年12月27日の1バレル=100.75ドルをピークに、1月7日終値では93.35ドルまで急反落している。昨年12月は世界的な株高傾向や米中経済に対する信頼改善などを背景に急伸地合を形成し、12月27日と30日に100ドルの大台を回復するなど、「高い原油価格」が続く可能性が強く示唆された。しかし、年初の取引で前日比-2.98ドルの急落となるなど5営業日続落となる中、早くも昨年11月のレンジに回帰している。 原油価格急落のロジックは単純であり、世界的に株価に調整圧力が強くなっていることに尽きる。米株式相場は値崩れこそ起こしていないが、中国や東南アジア、南米などの新興国株が年初から2~4%の急落地合を形成する中、2014年の石油需要に対する懸念、なしいは先行き不透明感が、短期筋に早めの利食い売りを促したとの理解で良いだろう。100ドルの節目到達で短期的な目標達成感が広がったこともあり、11月以降に短期リバウンド狙いで買いを入れていた向きが、ポジション調整に動いた模様だ。… … …(記事全文4,842文字)
