□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年12月26日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今回は、久しぶりに砂糖とコーヒー相場を取り上げます。余りメディアでは大きく報じられることがないコモディティですが、実は今年の両相場は金相場ほどではないにせよ、急落地合を形成しています。今、砂糖やコーヒー市場で何が起きているのが、過去5年くらいのタイムスパンに視点を広げて検証してみましょう(4,019文字)。 =================================== 3年半ぶりの安値圏にあるドル建て砂糖相場、日本の家計にとっては福音 =================================== 2013年のコモディティ相場を振り返ってみると、金価格の急落が一番のホット・トピックと言っても過言ではないだろう。 ドル建て金価格は、エンロン事件、サブプライムローン問題、リーマン・ショック、欧州債務危機、米財政危機といった相次ぐ金融・経済危機を背景に12年連続の上昇相場を形成してきた。しかし、今年はその金融・経済環境が安定化の傾向を強め、有事対応としての異常な金融政策も正常化に向かう道筋が描ける状況となる中、13年ぶりの下げ相場が確実な情勢になっている。本稿執筆時点では、昨年末から27.0%の急落となっており、僅か1年間で3割近い値幅が失われた格好になっている。 一方、余り大きな話題にはなっていないが、今年はソフトコモディティ相場の軟調地合も目立っている。こちらも昨年末からの下落率を見てみると、砂糖が-14.0%、コーヒーが-22.1%となっており、金相場ほどではないにせよ急落地合を形成している。もともとの値位置が低かったことを考慮すると、金価格以上に地合が弱いと評価する余地さえあるだろう。… … …(記事全文5,212文字)
