□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年11月29日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。南アフリカのプラチナ供給環境について、最新情勢を解説します。前回のプラチナ・レポートでは「クリスマス」が鍵になる可能性を指摘しましたが、そうした分析を裏付けるようなより具体的な動きが数多く報告されています。南アフリカ情勢については混乱状態を指摘する声ばかりが目立つ状況ですが、冷静に現在の環境を報告・分析してみます。また、最近のプラチナ価格環境や、今後の相場展開を考える上でのポイントについても紹介しています(3,696文字)。 =================================== プラチナ鉱山労働者だって、クリスマスにはストライキをやりたくない? =================================== 11月第4木曜日(今年は28日)は感謝祭(Thanksgiving Day)で、米金融市場はいずれも休場となっている。気の早い市場参加者はここからクリスマス休暇を待たずに、早くも年末・年始休暇を迎えることになるため、売買高の減少から意味もなく不安定な値動きを迫られることも珍しくはない。 年末商船もここから事実上のスタートとなり、コモディティの視点では金・プラチナ宝飾品の販売状況なども気に掛かる所である。今年は米株式相場が過去最高値を更新する中、資産効果から高額宝飾品市場が活性化すると、当然に貴金属市場に対してはポジティブな影響が生じることになる。ただ、近年は先進国の貴金属宝飾品市場は安定化の傾向が強いことで、価格に対する影響は限定される傾向にある。 古いテキストを読むと、この時期の貴金属価格は上昇し易いなどと解説されているが、そうした季節トレンドは徐々に薄れる傾向にある。それよりも、中国における宝飾業者の在庫管理政策や、中国国民がどのような宝飾品を志向するのかが、最近の宝飾需要トレンドを決定付ける傾向にある。重要性という観点では、クリスマスよりも国慶節(旧正月)と、テキストを書き換える必要があるかもしれない。… … …(記事全文4,872文字)
