□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年11月25日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。イラン核協議で、イランと6カ国がついに合意に達しました。この影響で週明けのアジアタイムのコモディティ市況はやや荒れた値動きになっていますが、冷静にどのような影響が想定され、それが価格にどのような影響を及ぼす可能性があるのかを検証します。結論としては、短期の相場動向には殆ど影響が生じないと考えていますが、そのロジックを確認しておくことは有用でしょう(4,105文字)。 =================================== イラン核協議で歴史的合意、金・原油の需給・価格への影響を考える =================================== 先週後半には、イランの核開発問題を巡って、同国と米英露仏独中の6カ国の協議が行われた。事前のメディアによる観測報道では、フランスなどが態度を硬化させていたことで合意に到達するのは難しいとの見方が強かった。しかし実際には、24日の最終協議においてイランが高濃縮ウランの製造停止など核計画を縮小する見返りに、欧米諸国が経済制裁の一部を緩和することで合意に達することに成功している。 これを受けて、11月25日アジアタイム序盤のコモディティ市場では、WTI原油が1ドル、ブレント原油が2ドル前後の急落となり、それと連動する形で金価格も僅かながら軟化している。地政学的リスクの緩和が、原油供給面でのリスクを軽減するとの楽観的な見方が優勢となる一方、原油安に伴うインフレ圧力の緩和期待が、購買力指標としての金価格を押し下げている訳だ。 もっとも、この問題を受けて原油や金相場を取り巻く環境が大きく変化するには、なお時間が必要と考えている。… … …(記事全文5,155文字)
