□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年11月21日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。10月に開催されたFOMCの議事録がようやく発表されました。米政府機関の閉鎖が解除された直後のFOMCで、どのような議論が展開されたのかをうかがい知ることができる貴重な資料になります。そこでこの議事録が米金融政策見通しにどのような修整を迫り、それを受けて金・プラチナの相場環境がどのように変わり、今後はどのような展開が想定されるのかを解説します(4,379文字)。 =================================== FOMC議事録を受けて、金とプラチナ価格の現状と年末への展望を考える =================================== 1ヶ月前の話になるが、10月29~30日に開催された直近の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、「経済活動は緩やかなペースで拡大を続けた」との基調判断が維持され、全体としては9月FOMC声明文から大きな修整は行われなかった。 10月上旬には連邦債務上限引き上げを巡る議会の混乱を受けて、米政治・経済環境は小規模なパニック状態に陥っていた。しかし、その直後のFOMCでは住宅市場に対する評価が若干悪化したことを除くと特に目立った修正は行われておらず、マーケットは僅かながら「タカ派」のメッセージを受け止めた。 警戒されていたシナリオは、米債務上限引き上げを巡る混乱状況から米成長率見通しの下方修正が必死との見方が強まる中、金融緩和政策の時間軸を大きく先延ばしする動きだった。しかし、実際の所は目立った動きが見られなかったことが、緩和長期化観測から反発傾向を強めていた金価格の上昇モメンタムにブレーキを掛けた。COMEX金相場は10月28日の1オンス=1,361.80ドルが直近高値になっており、その後は修整高の局面こそあれ、3週間半にわたって戻り売り優勢の地合が続いている。… … …(記事全文5,596文字)
