□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年6月10日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ドル建て金相場は1,400ドルの節目を挟んで、ボラタイルながらも明確な方向性を打ち出せない展開が続いています。通貨としての金、需給環境、内部要因などの視点から、金相場の現状と展望を考えます。また、5月米雇用統計の数値をどのように評価すれば良いのかも検証してみましょう(3,340文字)。 =================================== 米雇用統計後の金相場を考える、QE3縮小へのハードルを一つ乗り越えた =================================== COMEX金先物相場は、1,400ドルの節目を挟んで乱高下を繰り返すも、明確な方向性を打ち出すには至っていない。6月入りしてからの先週5営業日の値幅は1日平均で17.00ドルにも達しているが、高値1,423.30ドル(6月6日)、安値1,383.00ドル(6月7日)のレンジ内での取引が続いている。 投資家の不安心理から1日の値幅こそ大きくなっているが、今後の方向性については見極め切れていない向きが多いことが窺える情勢である。これは株式市場も同様であり、米株価は5月22日を最後に過去最高値更新が止まっており、一時は5月3日以来の安値を更新している。ただ、これが「短期的な過熱感の解消」なのか「トレンドの転換」なのかは議論が錯綜している。メディア等では余り話題にならなかったが、シカゴのボラティリティ指数(恐怖指数)は一時的ながら2月26日以来の高値を更新していることが、これなども現在の投資家マインドを象徴する動きと言えるだろう。… … …(記事全文4,417文字)
