□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年6月5日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。シカゴの大豆相場を取り上げます。5月下旬から旧穀、新穀限月ともに強含みの展開になっていますが、何が相場を押し上げる要因になっているのかを解説します。この時期は旧穀と新穀とは別のマーケットと考える必要がありますが、上昇の理由を把握することで、上昇相場の持続性、反落シナリオについて検証してみましょう(3,302文字)。 =================================== 旧穀も新穀も全面高、シカゴ大豆相場が高騰している理由 =================================== 5月下旬以降の穀物市場では、米オレゴン州の農場で、未承認の遺伝子組み換え小麦が見つかった問題が話題になっている。この品種は除草剤への耐性を持つものであり、農業関連大手モンサントが試験栽培していたものとされる。それがなぜ一般農地での栽培が確認されるようになったのかは米農務省(USDA)も調査中の段階であり、日本や欧州連合(EU)などは一斉に米国産小麦の輸入制限、検査強化に乗り出している。 国際アグリバイオ事業団(ISAAA)の報告によると、世界の遺伝子組み換え作物の栽培面積は、2011年時点で全面積の12%(1億6,000万ヘクタール)に相当する規模まで膨れ上がっている。特に、除草剤耐性への需要が強いが、その最前線である米国で遺伝子組み換え技術が適切に管理されているのかという消費国の不安と、それを封じ込めようとするUSDAと種子会社(今回はモンサント)の格闘が現在展開されている。… … …(記事全文4,427文字)
