□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年6月4日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。南アフリカの鉱山事務所で銃撃事件が発生しました。この国では決して珍しくない死亡事件ですが、プラチナ市場は大きな衝撃を受けています。この一見すると小さな事件から、プラチナ市場関係者がどのようなメッセージを読み取ったのか、ここ数ヶ月の動向などもレビューしながら解説したいと思います。情報ベンダーなどを見ても表面的な解説に留まっていますが、過去数ヶ月の議論を詳細にチェックしていれば、この事件の意味が良く理解できるでしょう(3,074文字)。 =================================== プラチナ鉱山の労組事務所で銃撃事件、この事件の意味を読み解きます =================================== 6月3日朝(日本時間3日夕方)、南アフリカのMarikana鉱区にある全国鉱山労働組合(NUM)の事務所が銃撃された。現地警察の発表によると、「銃撃されたのは2人」で、「1人が死亡、もう一人は負傷して病院に搬送」されている。 殺人事件だけでも年間2万件前後が発生すると言われている南アフリカにおいて、このような銃撃事件は決して珍しいものではない。日常シーンとも言えるものである。ただ、マーケットはこのニュースのヘッドラインを見て、直ちにプラチナ鉱山業界の危機に発展するリスクを織り込み始めている。同日のNYMEXプラチナ先物相場が前日比+35.60ドルの1,497.70ドルと急伸し、5月15日以来の高値を更新していることが全てを物語っている。本稿では、このニュースの何がプラチナ市場において大きな問題・リスクと評価されたのか、その理由を解説してみたい。… … …(記事全文4,214文字)
