□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年5月31日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ相場の現状分析と展望です。金相場との比較では地合の強さが目立つも、価格トレンドそのものは上向きとは言い難い不安定な値動きが続いています。現在のプラチナ相場環境の最新分析、南アフリカ情勢の進展状況などについて解説します。南アフリカ政府のこの問題に対するスタンスに、若干の変化が生じています(3,305文字)。 =================================== 南アフリカでプラチナ鉱山のレスキュー・プランを策定する動き =================================== NYMEXプラチナ先物相場は、概ね1,450~1,500ドル水準での取引になっている。4月下旬は金相場の急反発と連動してつれ安していたプラチナ相場も地合を引き締め、4月29日には一時1,525.80ドルを記録している。しかし、その後は1,500ドル水準での保ち合いを経た後に株安連動で地合を悪化させており、やや戻り売り優勢の展開になっている。大きな値崩れは回避されるも、改めて上値を買い進むまでの動きもなく、全般的に膠着気味の相場展開になっている。出来高・取組高にも大きな変化はみられず、ポジション調整主体の相場展開になっていることが窺える。 金価格とプラチナ価格のスプレッドでみると、トレンドとしては「プラチナ>金」のパワーバランスが確立している。終値ベースでみると、4月25日時点では2.10ドルだったのが、直近の5月30日時点では71.20ドルに達している。同17日の103.30ドルからはややスプレッドが縮小しているが、金価格の軟調地合にプラチナ相場がつれ安することに拒否反応を示していることは確認できる。… … …(記事全文4,395文字)
