□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年5月28日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ドル建て金価格のブル・ベアトークです。弱気ムード一色の金市場ですが、年後半から来年にかけての上昇シナリオが全く描けない状況という訳でもありません。現段階ではマーケットがここまでのシナリオを想定しているとは言い難い状況ですが、どうしたら金価格が反発するのかテクニカルではなくファンダメンタルズから最有力のシナリオを提示します。裏返せば、このシナリオが実現しなければ、金価格の反発は難しいということになります(3,050文字)。 =================================== 弱気ムード一色の金相場、敢えて強気シナリオを提示するとこうなります =================================== ドル建て金相場は、概ね1,350~1,400ドルのレンジで揉み合う展開になっている。5月20日には一時1,336.30ドルまで値位置を切り下げて年初来安値(1,321.50ドル、4月16日)更新を窺う動きも見せたが、その後は高騰を続けていた日米株価に調整圧力が強くなっていることが、ドル高圧力が一服していることが下値を支え、下げ渋っている。改めて買い進むような動きまではみられないが、短期筋が売り込む動きに一定のブレーキが掛かっている模様だ。 金市場に対する「安全資産」としての需要は既に終わったとの指摘も多く聞かれるようになっているが、金融市場が不安定化すれば依然として金は買われ易い資産であることが確認されている。このため、日米株式相場の動向が注目されるが、現状では「プチバブルの崩壊」といった理解で十分だろう。4月、5月の急激な株高傾向は、このままであれば6月にも日経平均株価が2万円台に到達するかのような勢いであり、持続可能なものではなかった。22日時点での日経平均株価は25日移動平均線を10.06%上回っており、こうした過熱感解消の動きが一時的に強まるのは許容せざるを得ない。… … …(記事全文4,134文字)
