□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年5月22日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。4月は金・プラチナ価格が強い連動性を見せていましたが、ここにきて金価格の再びの急落にプラチナ価格がつれ安することを拒否し始めています。金売り・プラチナ買いのスプレッド取引が有効に機能していますが、プラチナ相場が注目している南アフリカ情勢について最新の動向を解説します(3,240文字)。 =================================== 金価格につれ安することを拒否し始めたプラチナ相場 =================================== COMEX金先物相場が改めて年初来安値更新も窺う展開になる中、プラチナ相場は相対的に高値圏を維持している。金・プラチナ価格のスプレッドで言えば、4月25日時点では「プラチナ>金」が2.10ドルに留まっていたのが、直近の5月21日では80.80ドルまで拡大しており、金売り・プラチナ買いの裁定取引が有効に機能していることが窺える。これは東京市場も同様であり、4月26日時点では8円のスプレッドが、21日時点では298円まで拡大している。 もっとも、価格トレンドそのものは両市場とも上向きとは言い難く、金価格の軟調地合にプラチナ相場が辛うじて抵抗していることが、金・プラチナ価格スプレッドの拡大につながっているに過ぎない。現状では、プラチナ市場における安値拒否の動きが確認されるも、未だ上値追いには慎重姿勢が強いことが窺える。底固いものの伸び悩む、評価の難しい地合である。… … …(記事全文4,258文字)
