□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年5月16日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場はボックス上限のブレイクに失敗し、チャート上ではトリプルトップを形成した形になっています。なぜ明確なトレンド形成ができないのか、IEAが発表した中期見通しなどを手掛かりに、中期スパンの分析を行います。また、短期の相場変動の焦点となっているOPECの産油状況、それを受けての国際需給見通しなどについても、ポイントを絞って解説します(3,107文字)。 =================================== IEAの中期展望は、もはやOPECの増産は不要とのスタンスに =================================== 米ゴールドマン・サックス・グループの調査チームは5月14日、コモディティ価格見通しは「中立(neutral)」との評価を下した。今後12ヶ月の期待リターンを+1.6%としており、高騰が続く株式市場との乖離を予測している。前月時点での期待リターンは+2.5%とされていたため、従来から中立的な評価だったコモディティ見通しが、より中立方向に傾いていることが窺える。 もう少し具体的に見ておくと、農産物に関しては-13%、貴金属と家畜に関しては-4%と明確な弱気見通しにある一方、エネルギーに関しては+5%と相対的に強含みの展開が想定されている。ただ、コモディティ市況全体としては総じて横ばいに近い見通しになっている。年後半から来年にかけて、経済成長の加速が商品需給を引き締めることが投資機会を創出しているとも指摘しているが、今後数ヶ月のタイムスパンで考える際には、ボックス気味の展開がメインシナリオとして提示されている。… … …(記事全文4,304文字)
