□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年5月15日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ジョンソン・マッセイ社が発表した「Platinum 2013」のポイント解説です。前日はプラチナ需給を紹介しましたが、今回はパラジウム需給の方を取り上げます。プラチナ需給との違いなどにも言及しながら、現時点で予測されているパラジウム需給見通しのポイントを確認してみましょう。貴金属市場の中では、パラジウム相場に対して専門家の強気スタンスが目立ちますが、それは需給構造を見れば一目瞭然です。筆者も、貴金属投資で最も魅力があるのはパラジウムであり、パラジウム買い・他貴金属売りといった裁定取引も有効と考えています(3,187文字)。 =================================== 「Platinum 2013」を読み解く、パラジウム需給逼迫はもはや規定路線に =================================== 英ジョンソン・マッセイ社は5月13日、「Platinum 2013」を発表した。前日は2013年のプラチナ需給に関する見通しを紹介したが、今回はパラジウム需給についてどのような見方が示されているのか、ポイントを絞って解説したい。ちなみに、この「Platinum 2013」発表後のNYMEXプラチナ先物相場は前日比-1.50ドルの1,484.50ドルと目立った反応を示さなかったが、パラジウム先物相場は同+13.00ドルの718.70ドルと二桁高を記録しており、「Platinum 2013」からポジティブなメッセージを受け取ったとの見方が支配的である。 5月のプラチナ相場は1,500ドル水準の安値圏で保ち合い気味の相場展開になっているが、パラジウム相場は4月11日以来の高値を更新する上昇トレンドを形成しており、既に4月中旬に金相場主導で貴金属相場が全面安の展開となる前の価格水準を回復している。依然として3月高値757.35ドル(3月8日)は大きく下回っているが、直近の5月14日終値は727.15ドルに達するなど、他貴金属相場との比較でも地合の強さは明らかである。… … …(記事全文4,467文字)
