□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年5月10日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。本日の東京商品市場では、円安が1日の相場展開を決めてしまいました。1ドル=100円の節目を巡る1ヶ月の攻防は、結果的にドル買い・円売り方針に微笑みました。そこで今回はドル/円相場の現状・展望を簡単に分析した上で、天然ゴム需給に更にクローズアップした分析を行ってみたいと思います。この時期の天然ゴム供給はダイナミックな変動期を迎えるため、生産国の動きも活発化しています。5月に入ってからの天然ゴム相場の反発が本物なのか、一時的な調整高なのかを検証します(3,544文字)。 =================================== 減産期明けへのカウントダウン開始、足並み乱れる天然ゴム生産国 =================================== 5月10日の東京商品先物市場は、完全にドル/円相場の動向に支配される相場展開になった。既に1ヶ月以上にわたって1ドル=100円の壁に弾かれ続けていたドル/円相場が、9日のニューヨーク市場終盤に2009年4月以来となる100円台乗せを達成し、更に東京市場の比較的早い時間帯に101円台に乗せるなど、円安(ドル高)傾向が加速していることが、円建て商品相場全体を大きく押し上げている。 円建ての輸入素材価格が円安局面で上昇するのは当然の帰結であり、その意味では「アベノミクス」に伴う脱デフレ圧力を象徴する一局面と言えるのかもしれない。実際にデフレからインフレ環境への転換が実現するのかは議論のある所だが、少なくとも円高是正の動きが続いているのは間違いない。… … …(記事全文4,614文字)
