□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年4月1日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。ドル建てプラチナ相場は比較的狭いレンジで膠着気味の相場展開になっていますが、現在は何をテーマとして価格形成を行っており、今後はどのような展開が想定されるのかを検証します。前週は「プラチナ版OPEC」構想が話題になりましたが、これが材料視されなかった理由についても解説します。また、南アフリカの鉱山業界における最新動向についても解説しています。ストライキなどのメディアで大々的に報道されるような大きな動きはありませんが、4月下旬から5月上旬にかけて、イベントリスクの大きい相場環境とみている理由を解説します(3,254文字)。 =================================== プラチナ版OPEC構想は材料視されず、上昇カタリスト待ちで膠着化 =================================== NYMEXプラチナ先物相場は、1,550~1,600ドルのレンジで膠着気味の展開になっている。3月下旬以降は出来高こそ増えているが、取組高には大きな変化がなく、短期筋の売買が主体になっていることが窺える。膠着化したとは言っても、上下50ドル程度の値幅はあるため、短い期間で小さめの値幅取りを狙った投機売買が活発化している模様だ。 米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉報告(COTレポート)によると、大口投機筋のネットロング(買い越し枚数)は、直近の3月26日時点で3万5,493枚となっている。2月26日時点の4万1,404枚から大きく減少しているが、実は買い方の市場離脱が進んだ訳ではない。当該期間の買い玉は-1,108枚の4万4,013枚と小幅減であり、ポジション調整の域を脱していない。ただ、売り玉の方は+4,803枚の8,520枚と急増しており、2月の急落でも買い方は先高感を維持する一方、弱気筋がやや勢力を増していることが窺える状況にある。… … …(記事全文4,474文字)
