□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2013年3月25日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。南アフリカの電力供給問題を取り上げます。当メルマガでは今年に入ってからも何度かこの問題を取り上げていますが、ここにきてより深刻な事態になっていることが明らかになり始めています。なぜ南アフリカで電力供給が不足し始めているのか、この問題にプラチナ相場が殆ど反応を示さない理由はなぜか、プラチナ相場に対してはどのような投資スタンスで望むべきなのかなどを、解説します(3,220文字)。 =================================== 南ア国営電力会社が警告を発するも、電力供給問題が材料視されない背景 =================================== NYMEXプラチナ先物相場は、概ね年初の価格水準に回帰している。年初から2月上旬にかけては、総供給の7~8割をカバーする南アフリカの鉱山事業環境が悪化したことを手掛かりに、一時1,744.50ドル(2月6日)までの急伸相場になった。最大手アングロ・アメリカン・プラチナ(アムプラッツ)が採算性の低い鉱区の閉鎖方針を打ち出した他、昨年に続いてストライキ発生のリスクが強く警戒されたことで、需給逼迫リスクを改めて織り込む動きが強くなった結果である。 ただ、2月中旬以降は金市場で米金融緩和政策の修正を巡る議論が活発化したこと、3月中旬からはキプロス情勢が欧州金融不安に発展するリスクが警戒されたことで、その後は年初からの上昇幅を完全に相殺する展開となり、足元では1,550~1,600ドル水準まで値位置を切り下げる展開になっている。… … …(記事全文4,279文字)
