□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2012年12月14日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。FOMCと重なったので1日遅れましたが、OPEC総会について解説します。基本的に何も変化が無かった報道されているOPEC総会ですが、現在のOPECを取り巻く石油需給環境を確認した上で、なぜOPECが生産政策の変更を行わなかったのかを考えて見ましょう。その上で、OPEC総会の隠されたテーマについても議論を展開します。今年はシェールオイルの大規模増産が石油需給に歪みを生じさせていますが、OPECがこうした状況をどのように認識しているのか、過去のOPECと非OPEC(米国)との攻防なども振り返りながら、石油市場に対する理解を深めたいと思います(4,153文字)。 =================================== OPEC総会の隠されたテーマ、シェールオイル増産に対するOPECの戦略 =================================== 石油輸出国機構(OPEC)は12月12日、第162回総会を開催した。 世界経済の急激な減速で石油需要環境が悪化する一方、米国のシェールオイルを筆頭とした非在来系原油の増産圧力によってOPEC産原油に対する需要減退圧力が強まる中、産油国カルテルのOPECとしては難しい政策判断を迫られる状況下での総会開催になった。しかし、結果的には特に新たな政策対応を打ち出すことができず、現状維持という結論に終わっている。サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相の「全て現状維持に留まる(Everything will stay as it is)」との発言が全てを物語っている。… … …(記事全文5,433文字)
