□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2012年11月30日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。「財政の崖」を巡る思惑から金相場が明確な方向性を打ち出せない中、PGM相場の堅調地合が目立ちます。特に、パラジウム相場は南アフリカのスト発生前の価格水準を上抜きそうな状況ですが、白金相場の現状と展望について解説します。今週は米地質調査所から興味深いレポートも発表されていますので、そこで示された予測が何を意味するのかなどについても検証します(3,725文字)。 =================================== 新鉱区開発に依存する白金供給、米地質調査所の最新予測が意味すること =================================== NYMEX白金先物相場は、1,550~1,600水準での保ち合い相場を経て、足元では1,600~1,625ドル水準まで値位置を切り上げている。8月~10月上旬にかけての高騰相場をもたらした南アフリカの鉱山ストライキは既に終結しているが、10月29日の1,531.10ドルで当面のボトムを確認した形になっており、その後は1ヶ月間にわたって押し目買い優勢の展開が続いている。値幅はそれ程大きくないが、価格水準としては10月22日以来の高値を更新しており、「南アフリカのスト解決」という最大の下振れリスクは既に消化したとみて良いだろう。 そもそも、白金相場は10月5日に一時1,734.50ドルまで値位置を切り上げていたが、トラック業界や産金業界のスト終結、白金鉱山でも労使交渉が開始されたことを受けて、ストが本格展開している最中の10月中旬~下旬にかけて早くも150~200ドル幅の急落地合になっていた。スト終結の流れを事前に織り込んでいたため、実際のストライキ終結の報を比較的冷静に受け止めることが可能だった模様だ。… … …(記事全文4,948文字)
