□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2012年11月28日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。地政学的リスクの動向に一喜一憂する展開となった11月の原油相場ですが、現在の地政学的環境をどのように考えれば良いのかを検証します。また、当面の価格決定要因やまだマーケットでは余り重視されていない複数の供給懸念についてもあわせて解説します。石油需給の緩和状態が確実視されていますが、冷静に需給データを読み解くと、必ずしも楽観視できない状況にあることが確認できるはずです。特に大規模な供給トラブルなどは発生していませんが、小さいトラブルも複数が集まれば、当然に原油需給見通しが修正を迫られる可能性が高まります(4,124文字)。 =================================== まだ話題になっていないが、原油供給のリスクが多数報告されています =================================== NYMEX原油先物相場は、85~90ドルのレンジでやや底堅く推移している。特に積極的に上値を試すような動きは見られないものの、85ドルの節目を割り込むような展開は、最近の需給緩和圧力を考慮に入れても「オーバーシュート」状態との見方が強く、下値がサポートされている。 加えて、11月中旬以降は株価の戻り歩調、ドル安(ユーロ高)、地政学的リスクの高まりなども支援材料となり、安値是正の動きが優勢になっている。依然として地合の不安定さは否めないが、取組高の急激な減少にも歯止めが掛かっており、11月7日の84.05ドルで当面のボトムは確認した形になっている。… … …(記事全文5,297文字)
