□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2012年11月13日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。IEAが2017年までに世界最大の産油国がサウジアラビアから米国に変わるとのレポートを発表しました。理由に関しては詳しく書かなくても想像が付くと思いますが、シェールオイルに代表される非在来系原油の増産ペースが従来想定されていたよりも加速している結果です。本稿では、こうした石油需給構造の変化によって、世界はどのように変わるのか、メディアでは取り上げられることの少ない中長期の展望を示したいと思います。IEAのレポート解説を基礎に、独自理論を上乗せした形になります(3,683文字)。 =================================== 米国が世界最大の産油国になると、世界はどのように変わるのかを考える =================================== 2017年までに、米国はサウジアラビアを抜いて世界最大の産油国になる。国際エネルギー機関(IEA)が12日に発表した「WORLD ENERGY OUTLOOK 2012(世界エネルギー見通し 2012)」で示された最新の見通しが話題になっている。 IEAは毎年この時期に年次報告を発表しており、昨年までは2035年までサウジアラビアが世界最大の産油国としての地位を維持するとの見通しを示していた。しかし今報告では、米国で非在来系のタイトオイルやシェールガス開発が進むことで、今後5年以内に米国の産油量がサウジを上回るとの見通しが示されている。… … …(記事全文4,846文字)
