□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2012年11月8日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。南アフリカの白金鉱山ストの最新状況を報告します。先月下旬には労組と鉱山会社との間でスト終結の合意が形成されましたが、その後はどのような状態になっているのでしょうか。ここ最近の動きはメディアでの取り扱いが殆どなくなっていますが、直近2週間程度の動きをレビューします。その上で、それが現在の白金相場にどのような影響を及ぼしており、今後の白金相場はどのような展開が想定されるのかを検証してみましょう(3,299文字)。 =================================== 南アのプラチナ鉱山ストは継続も、リスクプレミアムの剥落が進む理由 =================================== 金・白金価格差が、再び拡大傾向を強めている。COMEX金相場とNYMEX白金相場の価格差(=COMEX金-NYMEX白金)は、南アフリカの鉱山ストライキが深刻化した9月14日に一時59.00ドルまで縮小していたが、11月7日時点では174.50ドルまで拡大している。これは、白金相場が金相場のパフォーマンスを下回っていることを意味し、南アフリカの鉱山ストライキに伴うプレミアム加算の動きは8月~10月上旬で一服し、逆にリスクプレミアム剥落の動きが優勢になっていることが明確に窺える。 白金生産最大手アングロ・アメリカン・プラチナ(アムプラッツ)は10月26日、主要労組であるNUM、NUMSA、UASAとの間で、2,000南アフリカランド(約1.8万円)の一時金支払いで10月30日までの職場復帰で合意したと発表していた。金鉱山分野では先行して労使合意の形成が進んでいたことで、これでアムプラッツの鉱山で展開されているストライキについても、漸く妥協点を見出すことは可能な状態と見られていた。… … …(記事全文4,439文字)
