■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:660円/月):Vol.1108 <臨時号:「なる」から「する」の文化に脱却が必要な日本> 2020年12月31日:行動文化の転換を ウェブで読む:https://foomii.com/00023/2020123117000074847 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 人間が考える手段は、言葉です。言葉は概念です。リンゴという言葉は、リンゴ自体を示すのではない。リンゴに共通な、特徴量をまとめた概念です。AI用語の特徴量は、ある物を、他の物と区分する要素の束(たば)です。 小説は、作者が言葉で描きたいと願望している人物、発言、行動、王および外的な風景の、概念のストリーです。挿絵作家の挿絵があると「あれこれとは違うイメージ」と思うことはたびたび経験するでしょう。文章を読んでおのずと描かれたイマージュ(仏語:想像上のもの)と、挿絵作家のイマージュは違うものだからです。モノでは、こういった違いは起こりません。 われわれの行動は、脳で描いたイマージュを追うものです。A地点に行こうと思って歩くときは、頭には、A地点のまでの道のイマージュがあるでしょう。このように、言葉が、判断と行動を誘発しています。昆虫のセンサー(反射的な感覚器)にあたるものが、人間にとっては、脳での判断がはいる言葉でしょう。 日本に長く生き、ずっと前から気になっていたことを書きます。事態の進展を「なる(become)」という概念で表現する、無意識の文化が、古代から浸透し、反省されていないことです。 家ができた。経済が不況になった。株価が上がった。大統領が決まった。桜を見る会が開かれた。道路ができた。法ができた。マネーが増発された。財政予算が決まった。経営計画が決まった。損をした。利益がでた。部屋が快適になった。食事が美味しくなった。いいレストランが見つかった。いい商品があった。好きなひとができた。オーディオがいい音になった。不正選挙があった。(すべて「なる」の概念) これらは、いずれも誰かの主体が、個人で、あるいは集団や組織(階級化された集団)として、主体的に行ったことの結果です。マクロ経済も、集合知と判断が作った結果です。不況も好況も同じです。 自然以外の、人間の社会の出来事は、誰かが意図または判断をもって発言(人に共感を与える目的でコミュニケート)し、行動した結果です。 科学的にいえば、「家ができた(=「なる」の概念)」という表現と判断は、誤っています。大工さんが分業をして作ったものです。お金を払う約束をして、大工さんに家を作ってもらった(=「する」という概念)が正しいでしょう。家は、人間の意思と行動に無関係な自然ではないからです。 「**がする」という能動的な概念には、それを行った結果の責任が必要になります。その責任が、商品や家の購買では、対価(マネー=他の商品や労働の購買力)を払うことです。… … …(記事全文3,420文字)
